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第2ステージ始動に向けワークショップ開催

「都市型介護予防モデル『松戸プロジェクト』」の第2ステージ始動に向け、全3回のワークショップを開催いたしました。(開催日:2020年8月8日(WEB開催)、25日(松戸市衛生会館)、9月12日(松戸市民会館+WEB))

 

2017年に始動した松戸プロジェクトは3年間に社会参加する高齢者が他の市町村よりも増えたこと、社会参加していた高齢者の介護リスクが抑えられていたことが確認されました。その結果を受けて継続されることが決まり、第2ステージへ向けたワークショップが開催されました。

 

なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するため、3回のワークショプは、WEB開催、参加者を制限した会場開催、およびハイブリッド方式(WEB・会場開催併用)にて実施しました。

 

※会場開催の際は、参加者全員に入場時の体温測定、マスク着用、体調チェックシートの記入・提出に協力いただき、開催中は常時窓を開け換気しながら開催。また会場設営、終了後は、  机や椅子、マイクなどのアルコール消毒を実施。

 

 

  <202088日(WEB開催)の様子>

1回目のワークショップは、松戸プロジェクト始動後、初めてのWEB開催となり、参加者は17名でした。

 

ワークショップでは、「情報の発信・共有・交流を進めるチーム」、「新企画を立ち上げるチーム」、「オンライン活用を推進するチーム」、「活動資金調達を支援するチーム」、「運営者をサポートするチーム」の5つのチームに分かれ、解決したい課題、実際に自分ができそうな解決方法などについて意見交換を行いました。

 

 

  <2020825日(松戸市衛生会館)の様子>

2回目のワークショップは、衛生会館にて開催し、参加者は14でした。4つのチームに分かれ、「町会活動を地域づくりに活かすためには」、「外に出ない人とどのように交流していくか」、「ボランティア情報の窓口づくり」、「男性の食の自立支援」などの参加者が解決したい課題について、現在の状況、および「こんなことが実現したら良いな」について共有し、意見交換を行いました。

 

 テーマや課題は多岐にわたりましたが、1回目、2回目ともに課題解決の手段として、「オンライン」を活用した情報発信や交流、および他団体・ボランティア情報の入手などがあげられていました。

 

 

  <2020912日(松戸市民会館+WEB)の様子>

3回目のワークショップは、1回目、2回目のワークショップの論議をまえた「まとめ」ワークショップとして、ハイブリッド方式で開催されました。参加者は21名(WEB参加12名、会場参加9名)で、参加者の多くが1回目、あるいは2回目に参加した方でした。

 

1回目、2回目ともに共通して上げられた「他団体との連携方法」、および「効果的な情報発信の方法」などに関して2部構成(前半:意見出し、後半:1年間の具体的なアクションプラン)で実施しました。ワークショップは、WEB参加者、および会場参加者それぞれで進め、WEB会議システムを活用してWEB参加者と会場参加者を繋いでワークショップの結果を共有し合いました

 

 


3回にわたるワークショップは、延べ52名に参加いただき、松戸プロジェクト第2ステージに向け、松戸プロジェクトを通し、市民が社会参加するきっかけを増やすために「やるべきこと」が出され、達成するための行動計画を考えることができました。一方で、課題を解決するためには、まだまだ時間が必要であることもわかりました。